黒酢は、黒くてコクのあるお酢です。
黄色がかった透明の純米酢などは白い精米を発酵させて作るのに対し、黒酢は精米をする前の段階であるビタミンやミネラルなどの栄養たっぷりの玄米を発酵熟成して作られます。
純米酢などの一般的なお酢に比べ、まろやかさがあります。
これは、黒酢に含まれる豊富なアミノ酸の旨みによるものです。
アミノ酸は、タンパク質を構成する成分で、20種類ほどあるとされています。
アミノ酸は人間の体内で合成されるものもありますが、9種類のアミノ酸は体内では作られないため、食べ物を介して摂取する必要があります。
黒酢には、その種類や製法にもよりますが、このアミノ酸が豊富なんです。
必須アミノ酸は、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファンの9種類。
それぞれ、どのような働きをするのか、どのような食物から摂取できるかを見てみましょう。
バリン
筋肉の強化。
持久力のアップや疲れにくい体を導きます。
使い過ぎた筋肉を修復する働きもあります。
大豆、かつおぶし、牛肉、チーズ、ゴマなどに多く含まれます。
ロイシン
肝機能や筋肉の強化。
レバー、牛乳、アジ、お米などに多く含まれます。
イソロイシン
筋肉の強化や修復に作用します。
チーズ、牛乳、鶏肉、鮭などに多く含まれます。
リジン
口内炎やヘルペスなどの予防、脳卒中の予防にも作用すると言われています。
リジンの不足は疲労感や集中力低下をもたらします。
大豆やアジに多く含まれています。
スレオニン
新陳代謝を促し、体の成長に作用します。
スレオニンの不足は、食欲不振や貧血をもたらします。
大豆、まぐろ、しらす干しに多く含まれています。
メチオニン
体内の老廃物のデトックスや肝機能の正常化、血中コレステロールのコントロールなど重要な働きをしています。
メチオニンの不足は、コレステロール値を上げ、動脈硬化に繋がるなどのリスクをもたらします。
カツオ、海苔、枝豆などに多く含まれています。
ヒスチジン
子供の成長を促し、神経機能の適正化や抗酸化作用もあります。
魚に多く含まれています。
フェニルアラニン
脳と神経細胞の伝達に作用します。
脳の覚醒化や血圧を上げる働きがあります。
肉類や乳製品に多く含まれています。
トリプトファン
脳内で神経伝達物質を生成に作用し、精神を安定させたり、不眠症の改善に効果があるとされます。
乳製品、高野豆腐、レバーなどに多く含まれます。
人間の体の組成や正常な働きに必須のアミノ酸を効果的に接種するには、良質のたんぱく源をバランスよく食べることが必要になります。
しかし、現代人の食生活においては、栄養過多や脂肪の摂りすぎなどが多く、なかなか難しいところです。
たんぱく質を摂取しようとするあまり、乳製品や肉類を摂りすぎ、かえって、肥満や生活習慣病をもたらす可能性もあります。
この点、黒酢は、植物性の低カロリー食品。
必須アミノ酸をはじめとするアミノ酸を豊富に含むほか、乳酸やコハク酸なども含み、人間の活き活きとした活動に必要とされる栄養素が、ギュッと詰まった食品です。
必須アミノ酸の作用からも分かるように、黒酢を摂取することで、疲れにくくなったり、貧血を予防したり、動脈硬化を予防したりするほか、筋肉の増強や修復にも役立ちます。
黒酢の成分は老若男女問わず必要とされるもので、激しいスポーツをする方や成長盛りのお子さんなどにも効果的なパワーの源と言えるでしょう。
黒酢として飲用や料理などで摂取するほか、黒酢の有効成分をギュッと凝縮したサプリメントを利用することで、良質なアミノ酸を効果的に摂取することができます。
疲れ知らず、筋肉疲労知らずを目指して、スポーツの前後や1日の仕事の始まりや終わりに、黒酢のサプリメントをポーンとお手軽に口に入れるといいですね!